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転職を成功させる!自分に合った仕事選びに必要な3つの考え方

今の仕事はなんとなく違うなと感じている、仕事をやめたいけれどどんな仕事に転職したらいいかわからない、自分に向いている仕事ってなんだろう?

このように思いをめぐらせたことはありませんか?私がこれまで関わってきた求職者の方の中にも上記のような悩みを抱えている人が多くいます。

そこで今回は転職をしたい気持ちはあるけれど、どんな仕事が自分にあっているかわからない、何がしたいかわからない、という人に向けてお仕事選びの際に大切な考え方を3つご紹介します。

1. 転職で叶えたい、なりたい自分とは?

あなたがなりたい理想の自分はどんな人ですか?

突然の大きなテーマにびっくりしたかもしれません。ですが転職を考える上でなりたい自分、理想の状態について考えることは必要不可欠です。どんな仕事がいいか?どんな会社がいいか?どこで働きたいか?を考える前にまずは「どんな自分になりたいか」を考えてみてください。

目先のことではなく3年後、5年後、10年後・・・さらにその先まで思いをめぐらせることができる人はどんどんイメージしてみると良いでしょう。ポイントは今の自分、現状のことは忘れてとにかく理想の状態をイメージすることです。

例えば、こんな感じです。

例1:
都会のビルの中をお洒落な服に身を包んで颯爽と歩く自分。片手にはスタバのコーヒーを持っていて、もう片方には新作の素敵なバッグ。ランチはオープンテラスのカフェで同僚と楽しくおしゃべり・・・

例2:
地方の地元をずっと大切にして、将来は実家の近くに家を買いたい。交際中の公務員の彼と結婚して、子供ができたら自分の通った幼稚園に子供も通わせたい。

例3:
推しの応援を存分にできる自分でいたい。イベントには全部参加して、心をいつも満たしていたい。趣味を謳歌することこそ幸せ。

例4:
家族との時間を大切にできる自分でいたい。お料理もお掃除も心に余裕を持って穏やかにこなせる自分。華やかではなくても安定した平和な毎日を送りたい。

例5:
とにかくお金を稼ぎたい。若い時には買えなかったものを買ったり行けなかった特別なお店も余裕で行ける自分。男性に養ってもらわなくても自分1人でも自立して楽しみたい。

例6:
海外が大好き。海外と関わるグローバルな自分になりたい。月に1度は海外に行きたい。場所を選ばず働けたら最高。

例7:
ただ働くのではなく、仕事を通して社会と関わり、人の役に立ってるという自分の存在意義を感じたい

例としてはこんな感じでしょうか。つまり思い描くことはなんでもいい、ということです。このステップはすでに興味のある業種や職種がはっきりと決まっている人や入りたい会社がある人なんかはする必要はありません。あくまでも何がしたいかも転職先はどうやって選べばいいのかもわからない!という人向けです。

で、理想の自分を思い浮かべた後はそんな理想の自分はどんな仕事をしているか?どんな仕事なら理想が叶うか?を冷静に考えて書き出して行きましょう。

例1であれば会社の場所は都心。流行りのファッションを身につけているということはお給料も少なくはないはず・・・

例2だと、場所は地元、公務員の彼と合わせるなら休日は土日でしょうか、専業主婦になるイメージでなければ転勤なし、産休育休の取得実績のある会社が良さそうです。

例4だと、お給料よりも就業時間は休日が大切そうですしノルマなどのない、穏やかな心を保てそうな職種が良さそうです。

例6であれば、どのように海外と関わりたいかによって外資系の会社なのか、海外出張がある仕事なのか、海外に旅行しながらでもできるリモートワーク可能な職種なのか?それとも会社に属さずに自分でスケジュールを組めるフリーランスの仕事が良い可能性もありますね。

そこからどんどん深掘りして、業種、職種、場所、雇用形態など考えていくと絞り込まれていきます。

思い浮かばない場合は、最初はざっくりと「黙々と静かに働きたい」とか「たくさんの人と関わりたい」とかから深掘りしてってもいいです。「体力が必要な仕事だけは無理」「数字の目標を追う仕事だけは嫌」というこれだけはNG!という条件を考えることからはじめても良いでしょう。

 

2. 頑張らずに自然とできることは?

理想の自分について色々想像してワクワクしてきましたか?条件や働き方など少しは絞れてきたかもしれません。ただ、条件的には満たしていても自分に合っていない業務内容や環境だった場合、お仕事を続けていくことは難しいですよね。

自分に向いている仕事について考える時は、これまでの人生で人から褒められたことやあまり努力せずにできたこと、苦痛を感じないこと、などを思い浮かべてください。一見仕事と関係なさそうなことでも構いません。

「笑顔が素敵だね」「話が面白いよね」「あなたから薦められるとつい欲しくなっちゃう」「アイディアが良いね」「行動力があるね」「いつもテキパキしているね」「情報通だね」 
などです。こういう何気ない褒め言葉にあなたの得意なことや適正が隠れています。

また、頑張らずにできることも意外と人それぞれです。
単純作業なら長時間余裕で続けられるとか、人前で話す時に全く緊張しないとか、人と競争するのがワクワクするとか気になったことは何日でも深掘りして調べられるとかです。

あなたの当たり前が実は他の人にとっては難しい特別なこと、というのはよくあること。

私の場合は、人と話すことや数字の目標を追いかけること、競争することは好きですが、同じ作業の繰り返しや細かい作業はとても苦痛を感じます。
きっとその逆の人もいますよね。

このようなヒントから自分があまり無理せずにできることを見つけていくことができるのです。

3. できることの中から仕事を探さない

もっとも大切な考え方が、こちらです。

ここまで1も2も考えたけどどんな仕事が良いかわからない人、または1の段階でもう思い浮かんでこない人なんかはきっと転職先を「今の自分ができること」から探してしまっているのではないでしょうか。

なりたい自分・理想の人生を叶えるための職業が、今の自分にできることと一致している場合は最高です。ですが今できないことだからといって諦める必要はありません。

今できることから探していくと選択の幅がかなり狭くなりますし、今を変えたいと思っているからこそ転職を考えたはずなのに、これまでと同じような仕事に落ちついてしまったり条件が今より下がってしまうことがおこりがちです。

せっかくここまで理想を思い描いてきたのですから、「できること」ではなく「やりたいこと」を考えていきましょう。浮かび上がってきたお仕事をするためにPCスキルが必要ならPCスキルを勉強すればいいですし、英語力が必要なら英語を勉強すればいいだけ。WEBデザイン、プログラミングなど難しそうなことだってやってみたい気持ちがあるなら努力すれば身につけられます。

自分にできるわけない・・・という心の蓋を外して考えてみるといろんなアイディアが沸くはずです♪



さいごに・・・

転職を考える時には、
なりたい自分になって理想の人生を過ごすための最低限の条件は揃っているか?自分の適正にあっているか?やりたい気持ちがあるか?が大切。

最終的には、特に「やりたい気持ち」が大事になってきます。
私が今まで出会った求職者の人たちも気持ちがない人はちょっとしたことでやめたくなってまた転職・・・という場合が多かったですし、選んだ仕事に対する想いが強い人はたとえ過酷な状況になったとしても投げ出さずポジティブに変換して続けられている場合が多いです。

ぜひ自分の気持ちと丁寧に対話し、じっくりと考え、転職で天職を見つけてくださいね!